〔独学宅建〕同じやりかたでは効率はあがらない~時期別勉強方法~

こんにちわ、勉強してますか?

まだまだ期間はあるからそんなには勉強を始めている方は少ないかもしれませんね

〔※このブログを書いているのは12月です〕

 

今回の記事はこんな人にむけた記事です

 

次の試験を受けるつもりだが、まだまだ期間がある

今始めると忘れたり、集中力が続かないからもう少しあとで始めよう

前回の試験は落ちたが、基礎力はついているから一か月時点で始めよう

 

「大丈夫ですか?そんなことを言っていると落ちますよ」

 

年々難易度が増し、難関資格にかわりつつある宅建資格ですが、

合格するのも容易ではないでしょう。

だからこそ資格の価値はあがりますし、受かれば大きな自信に繋がるでしょう。

 

今日は「勉強を始めるタイミングと時期別勉強方法」を話していきます。

 

 

いつ勉強を始める?勉強時間は?

 

 

勉強を始めるタイミング

 

 

ネットの宅建キーワードの上位に「宅建 勉強時間」が入っています。

いつからなら間に合うのか、今から始めても大丈夫なのか気になるのでしょう

結論は初めるべきタイミングは今です。

 

よく残り6か月からとか、3か月からなんて話しをよく聞きます。

集中力を持続するさせるという意味では、期間を限定させることは

良い方向性だと言えますが、年々難易度があがってきている試験ですので、

 

有資格者の増加、120年変わることがなかった民法の法改正、AI時代に向けた電子化

 

期間多ければ多い方が有利にはたらくことは

たくさんあるのではないんじゃないかと考えます。

やり始めるとわかりますが、「民法は時間がいくらあっても足りません

 

また「次も受験するけど、勉強するのは、残り〇〇か月からだ」

そんな人もいると思います、けれども勉強は継続して行ってください。

せっかく習慣化しかけたものを、手放すのはもったいなさすぎるからです。

 

 

勉強時間〇〇時間は気にしない

 

 

調べると200時間~400時間が多いですけど、ここで一つ考えてみます。

仮に間をとって300時間で、6か月での設定で考えますと、

毎日1,6時間で目標達成なんですけど、本当に可能ですか?

 

社会人の皆さんは働きながら、少ない時間を確保してようやく勉強します。

そして仕事から毎日まっすぐ家に帰り、家事をして娯楽を封印し

勉強するわけですが、想像するだけで難しいと分かりますよね。

 

そして資格試験に落ちたらどう思うでしょうか?

会社で受けなければならない人は別として、普通に悩むと思います。

「まだ勉強し続ければならない、来年はどうしようか」と

 

 

試験に絶対はありません。

 

 

   

 

 

宅建試験は相対評価の試験です。〔上位○○%のひとが合格

プロが作成してますので、合格点数こそ35点付近を毎年記録してますが、

逆にこれは試験が年々難易度があがっているという事ではありませんか?

 

 

結論→時間はいっぱいあったほうがいい

 

当然ですが、こう判断します。

 

長めの学習期間をとるべき理由

宅建試験は年々難しくなってきている。

・受験者の増加、質の向上している

相対評価の試験でギリギリすぎる合格ラインはリスクがある。

 

時間が長ければ長いほど知識はあなたに蓄積していき、

そうすることで合格する可能性は増えていきます。

コツコツと勉強を始めていきましょう。

 

 

では3か月はノーチャンスなのか?

 

 

覆すようなことを言ってしまいますが、チャンスはあります。

もちろん一年間やそれ以上の人たちよりは厳しいところはありますが、

受からないとはいえません〔自分が得意な問題ばかりでるかもしれないですし

 

資格試験の多くは一年に一回しか行われません。

それなのに受けない選択肢をとる理由はありません。

試験を経験するだけで場慣れするし、対策も立てれるでしょう。

仮に1か月の人がいても同じことを言います。〔締め切り的にありえませんが〕

 

模試を試験のようにこなし、「3回に1回合格点に届くのなら受験すべきです」

何度も言いますが100%の試験ではないので、

機会はあるだけ使うべきですから、気後れする必要はどこにもないのですから

 

 

時期別勉強方法

 

 

 

 

資格試験までの残りの期間によってする勉強方法が当然違います

本試験が近ければ近いほど実践的に、そうでなければ知識を積んでいく。

そんな勉強方法を考えていくようにしたほうがいいと僕は考えています。

 

インプットとアウトプットを段階的にわけて効率よく勉強を進めて行き、

限られた時間で効率をよくするためには、残りの機関から逆算して、

勉強計画を立てましょう。

 

 

試験まで6ヵ月、またはそれ以上の時

 

 

この時期はひたすらインプット重視での取り組みを意識して!

問題集ベースでの学習は変わりませんが参考書など使い、

解答の周辺知識を調べ、同じことを問われているが形が違う。

資格問題あるあるにも対応できるようにするためです。

 

 

残り3ヶ月きった人の勉強方法

実質的にはこのあたりから受験モードといったところでしょう。

自身の持つ、問題集を完璧にこなせるようにしてください。

正答率を意識し、周辺知識もばっちりな状態に仕上げてください。

 

いろいろ参考書など買い足したいこともあるころだと思いますけど、

まずは手持ちの問題集を完璧に!!

 

 

yoshitaka870.hatenablog.com

 

yoshitaka870.hatenablog.com

 

重点科目について話していますので、よろしければどうぞ。

 

 

試験まで残り1ヵ月!ラストスパートはこの取り組み方

 

 

この時期まで勉強してきたならやることは一つです。

予想模試」をとことんやりましょう。

予想模試をして、復習するを繰り返し試験にのぞみましょう!

 

この時期の勉強が直接点に繋がることになります。

出来れば新しく予想模試を購入してください。

初見の問題でかかる時間も測って本試験のイメージもしていきましょう。

 

 

まとめ

 

 

勉強はなるべく早く始める

6ヵ月、3ヶ月、1ヵ月時点での勉強計画をたて実行する

三回に一回合格ラインの点数がとれるなら必ず受験

 

宅建試験は一年間で一回しかありません。

少ないチャンスをものにするためには知識も必要ですけど

学習計画と本試験のイメージといった、受験テクニックも重要です。

 

残りの期間を逆算して、計画を練りイメージしていきましょう!

 

〔独学宅建〕イメージで合格率がUP!?~試験当日への準備が合否をわける~

さあいよいよ試験当日です〔想像の話しです〕

本試験当日にどれだけ自分の力を普段通り出せるかで

合否の結果は大きく変わります、やるべきことやってはいけないこと。

 

僕が独学合格したときの体験談も交えて説明していきますので、

興味がある方、これから試験の方はぜひぜひ読んでいってください!

 

   イメージをしておくと、

   良い状態で試験にのぞめ、

   合格率も大きくアップ!!

 

・試験当日にやるべきこと

 

遅刻は論外!遅くても一時間以上前には会場につくように

 

試験会場に30分前に入るくらいでは普段の力を

発揮するのはまず難しいでしょう。

僕は3時間前に会場につき近くの喫茶店で、復習していました。

 

国家資格の試験は想像以上に厳しく行われます。

開始20分前にはテキストをしまうように言われ、

携帯電話の電源を切るように指示されます。

 

しばらく静寂の時間が流れ5分前くらいに、試験監が受験票を確認しながら、

試験問題をマークシートと一緒にくばり始めます。

紙を配る音だけが聞こえてきていよいよ始まりが近いことを自覚します。

 

怪談話みたいですが、おそらくこの時一番緊張しています。

緊張を和らげるためにも、少しでも早く会場に入り、

 

その場の雰囲気に流されないよう、いつもの復習で平常心を保てるよう心がけよう!

 

 

余裕を見せてテキストを持参しない

 



直前の模試でどんなに余裕があっても〔ギリギリだった方も〕

試験が終わるその時まで、気を抜いてはいけません。

宅建試験は相対評価ですから、絶対はありえないからです。

 

諦めなければかならずチャンスはありますから、

宅建業法や法令上の制限などの暗記科目を中心に復習してください。

 

 

問1から解かない

 

これは仕事でもある事だと思いますが、順番を強制されてない事柄に対して

時間がかかるものから手を付けると効率がさがります。

 

律儀に順番通りこなしていきタイムアップは最悪ですし、

序盤に時間をかけすぎたせいで、精神的にも追い込まれます。

まずは暗記問題から中心に解いていきましょう。

〔※最初は民法から始まります。いったん置いといて、暗記科目から!〕

 

難しい問題は一回パスしましょう。

 

これは解答しないわけではなく、後半に回すだけです。

試験は誰しもが緊張し、100%の力で挑んでいるわけではないですから、

後半あなたが平常心に近づいたとき、もしかしたら解けるかもしれませんしね

 

残りの10分は必ず見直す

 

見直す作業は必ず行ってください。

その時今まで問題を解いてくる過程で一つのことをするようにしてください

 

見直す問題の優先順位を付けておきましょう。

 

 

  1. 解けたけど不安が残る問題
  2. 不安が多くを占めた、自信のない問題
  3. 手応えがある問題

この順番で見直していきましょう。

〔※解答用紙ではなく、問題用紙側に自分が分かりやすいマークを付けておく。〕

 

マークシートのずれも必ず確認しましょう。

 

 

試験終了

 

どうでしたか?ちゃんとイメージ出来ましたか?

このように試験は時間がかなり少なくあらかじめ準備してないと、

上手く対応できません。

 

自分にとっていい準備を認識して、しっかり準備してください。

 

 

番外編

 

早寝早起き

 

ギリギリまで勉強したいのが受験生の気持ちです。

しかし、人間は一日の大半のことは忘れてしまう生き物ですし、

当日のコンディションもありますから、早寝早起きし朝から勉強してください。

 

トイレは早めに

 

子供じゃないんだからと思うでしょう、

しかし実際の試験会場はわりと混みます。(笑)

トイレは済ませておくようにしてください。

 

エナジードリンク禁止

 

利尿作用がある飲み物は避けてください、

普段であればトイレに行くだけで済む問題ですが、

時間勝負の試験ではそうはいきません。

 

まとめ

 

本試験当日

雰囲気に流されないよう早めの会場入り

      ↓

直前まで復習し、ケアレスミスを減らす

      ↓

解ける問題から解き、調子を取り戻す。

      ↓

時間を作って、必ず見直し精度を上げる

 

試験ではどんなことが起こるかわかりません。

僕が受けた試験は、目の前で試験管が大量の資料をばらまきました(笑)

試験管だって緊張しているのでしょう。

 

試験当日のことをイメージしているといないでは

自分のパフォーマンスに大きく影響します。

パフォーマンスが下がるということは合格の確率が下がるということですから、

 

しっかり準備して万全の状態で試験にのぞみましょう!

 

どうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

〔独学宅建〕宅建業法を仕上げないと落ちます

最初に勉強する科目の順番と強化するべき科目について考えていきましょう

なぜいまさらこの話しをするかと言いますと、

 

   これ以上勉強したくない

  必ず合格しなければならない、

  あなたの効率と対策のためです。

 

 
なぜ順番が大切なのか?

 

ネットで調べるとこの二つがよく見られると思います

 

宅建業法→権利関係→法令上の制限→税その他
 
権利関係→宅建業法→法令上の制限→税その他

 

この二つから共通することと言えば

 

宅建業法と権利関係が前半に

法令上の制限と税その他を後半に

 

回しているという事ですよね?

ではなぜこの順番なのかと言いますと、

 

配点上の理由が挙げれると思います。

宅建試験の問題数とその構成です。

 

問題数が多い!
※その他は免除問題です

 

宅建業法と権利関係の問題数が多いことが分かります。

試験は50問構成で、合格ラインが毎年35点前後ですので、

この二つで約半分を占めている、重要な科目といえるでしょう。

 

そのため多くの講師やブロガーが上図の順番をおススメしているという事です。

 

 

宅建業法と権利関係はどちらか先か?

 

結論から言いますとどちらでもいいですね。

ただ法律学初学者の方は宅建業法がいいのではないかと考えます

 

理由としては宅建科目のなかで民法が個人的に一番難しく

範囲が広いためです、挫折しやすい科目ともいえるでしょう。

始めの部分をふれてみて順番を決めるのがいいと思います

 

ビジュアル検索クエリイメージ

 

法令上の制限と税その他はそこそこなのか?

 

答えはNOです。

 

先ほどの試験構成で確認するとわかりますが、税その他の問題数は

宅建業法と権利関係に比べると16問〔※免除非適用者〕

少ないように思えるのですが、宅建業法と権利関係の34問を

全て正解する人はほとんどいませんし、民法は深追いしてしまうと

おそらく時間が足りません。〔※民法ハマればめちゃくちゃ楽しいです〕

 

範囲が広く、人によっては難しい民法は50%~60%ほどの正解率

目指して到達すれば打ち止めでいいと思います。

 

 

どこを強化する?その順番は?

 

ここまで読んでくれた方はわかると思いますが、

一番の重点科目は宅建業法です。

 

理由は配点が多いことと、試験が相対評価だからです。

配点が多い〔問題数が多い〕のは先程説明しましたが、

相対評価の試験の説明をします。

 

資格試験には絶対評価相対評価の二つがあります。

違いを確認してみましょう

 

ビジュアル検索クエリイメージ
絶対評価

・「満点の70%以上」というように絶対的な合格基準が設けられている。
・合格率は毎回変動する。   
・要するに求められている水準をクリアできれば合格できる。
・例)日商の検定(簿記「一級は除く」・ビジネス実務法務・

   カラーコーディネーターなど)情報処理技術者行政書士

 

相対評価

・「全受験者の上位○%」が合格となる。
・合格率は毎回ほぼ一定になる。
・要するに全受験者の上位○%に入れば合格できる。

・例)メジャー国家試験はたいがいこのタイプ(宅建・社労士・司法書士など)

違いがわかりましたか?

ちなみに宅建の資格試験は相対評価が採用されています。

 

評価基準はわかったが、なぜ宅建業法に重点的に強化するのか?

 

この図は令和3年度の宅地建物取引士の本試験の正答率データです。

すこし見づらいとと思うので説明しながら進めていきます。

 

宅建業法に関していえることは

合格者、不合格者どちらも高い正答率を記録しています。

しかし不合格者のほうがミスが多いこともわかります。

 

先ほど試験は相対評価であることをふまえて考えますと、

宅建試験に合格するには

 

宅建業法でライバルに後れをとらない

そのため宅建業法を強化する!

 

ここが非常に重要です。

多くの受験者が宅建業法を仕上げてきます。

問題数が多いためここで後れをとることは、

相対評価である以上絶対にあってはならないんです。

 

ソース画像を表示

 

 

まとめ

 

まずここまで読んでくださってありがとうございます。

宅建業法は、多くの方が重点科目に置いてきてますが、

その反面ケアレスミスもある科目です。

 

ここを強化することは、合格者に近づくための絶対条件ですので、

暗記科目だから気が乗らないのもわかりますが、

しつこく勉強していきましょう。

 

ありがとうございました。

 

〔独学宅建〕民法はが楽しくなる!?難易度は高いがやりがいのある科目です。

こんにちわ独学資格を応援するヨシです。

 

今回は宅建の権利関係〔民法〕がテーマなんですが、民法難しいですよね。

宅建試験は主に4科目で構成されています。

宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」「税・その他」です

 

その中でも権利関係は特に敬遠されているイメージがあるんですが、

なぜ敬遠されるのか?なぜ難しいのか?を考え、そして対策していきましょう!

 

   民法は考え方が違うだけ、

    考え方さえわかれば

  貴方の苦手意識はなくなります。

 

 

 

・なぜ難しいのか

 

他の科目と勉強の仕方が違う

 

権利関係「民法」は4科目のなかでも解答に至るまでのルートが少し違います。

よく宅建は暗記科目といわれているんですが、

覚えていれば高い確率で点がとれる。という科目という意味ですね。

 

しかし民法だけは違います。

宅建民法は基本的に相手が存在します「自分と他者の構図」

そのため問題も事例を用いて出題されますので、自分でジャッジする必要があります。

 

試験では、ほとんどが「民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか」

この形で出題されます。法律用語の原則的な意味を覚える必要がありますが、

覚えた知識を使って解答しなければならないため、

暗記だけではクリアできない問題が多いのです。

 

範囲や形が多い

 

前述の通り、事例ベースでの出題が多いため問題自体の形が多いので、

解答するためには暗記以外に理解が必要ですから、

思い出して、判断する2工程必要なため、時間と労力がかかります。

 

範囲でいいますと、下図の民法の構成を見てください

 

 

※財産法が3分野、家族法が2分野

 

これだけで範囲の広さが分かりますよね?

試験は2時間〔免除対象者は1時間50分〕で民法はおよそ10問程度

素早く〇〇法の〇〇について、聞かれているかを判断しなければなりません。

 

攻略法、対策

 

権利関係〔民法〕は捨てるべきか?

 

範囲が広く難しい民法ですが、よく民法は捨てていいとおっしゃる方が

いられます。しかし確実に合格するためにはどうでしょうか?

 

  1. 試験は相対評価である
  2. 難易度は高くなってきている

 

以上の2点から割り切って合格するのは運ゲーが過ぎると思います。

年間25万人前後の受験者がいる宅建資格、その中の15%ほどの合格者

民法を捨ててきているでしょうか?

 

割り切るのはまだ早い

 

民法を捨てるというのはリスクが大きいです。

しかし民法中心で勉強を進めるのもリスクが大きい、

ではどうするか、、、絞ることです。

 

 

宅建業法は90%の正答率を狙っていく話を過去しましたが、

権利関係〔民法〕は90%狙うと時間がおそらく足りません

60%を最低目標にして、勉強を始めましょう。

 

民法に対しての思考

 

暗記科目でない民法の思考スタンスは

「対立する二者の利害のバランス〔公平性〕をとるための法律である」

宅建民法はまずこのことを念頭に置いて学んでいかないと、理解に苦しみます。

 

頻出テーマである財産法の総則から意思表示での話しで例をあげます。

〔※普段の生活の中でも十分に起こりえる事ですので、よく見てください〕

 

 

AがBの詐欺や強迫により自己所有の土地をBに売り、

Bがその土地を善意のCに売った場合。

AがAB間の土地の売却を取り消せるか。〔車でも何でもいいです〕

 

Bの行為が詐欺だろうと強迫だろうと、本来はAもCも悪くありません。

Aは詐欺または強迫の被害にあっただけですし、Cは何も知らずに買っただけですから。

 

でも土地は1つしかないので、

AのものになるかCのものになるか、という論点です。

つまりAとCは利害が対立しているのですが、

こういうとき土地がどちらのものになるか法律で決まってます。

 

そこで民法

「Bの行為が詐欺のときは、AB間の売買の取消は不可。土地はCのもの」

「Bの行為が強迫のときは、AB間の売買は取消可。取り消した場合、土地はAのもの」

と決めています。そうすることでAとCの利害のバランスを取っているんです。

 

Aがかわいそうな気がしますが、この場合、実は法律的根拠が存在します。

 

・Bの行為が詐欺のときは、Aはよくよく注意をしていれば騙されることを

 防げたかもしれないから、Aの落ち度はゼロではない。

 ゆえにAよりもCを保護するべきなので、AB間の売買の取消は認めない

 

・Bの行為が強迫のときは、Aの落ち度はゼロ。この場合Aは全く悪くない。

 強迫によってなされたAB間の売買をAの意志に反して有効とすれば、

 正義に反する。だからAが取り消したいという場合には取消可とする

 

こんな感じで、Aの責任の度合いに応じて結論が変わります。

民法では「対立する二者の利害のバランス〔公平性〕をとるための法律」

これを原点に置き考えるようにしていきましょう。

 

そしてその判断になる法律的根拠を押さえておくと、

形を変えた問題にも対応できるはずです。

 

本試験に向けた強化分野



総則

  1. 意思表示
  2. 代理
  3. 事項

物件

  1. 対抗問題
  2. 抵当権
  3. 共有

債権

  1. 債務不履行
  2. 連帯保証
  3. 債権譲渡
  4. 弁済・相殺等
  5. 契約解除
  6. 売主の担保責任
  7. 使用貸借
  8. 不法行為

 

以上です。特に債権は覚えることが多いので大変でしょうから

早めに手を付けることをススメます。

 

民法は2020年に改正されています。改正された部分が債権法で、

およそ200項に及ぶ点が改正されたので、債権法は多く挙げさせてもらいました。

 

過去問は正答が変わっているものがあるため注意

教材は必ず最新のものを!

 

まとめ

 

難関資格の宅建ですが、その中でも特に難しい権利関係。

受験者はこの権利関係とどう向き合うかが、ポイントになってくると思います。

ポイント

・割り切らずに勉強しよう

・早めに着手し、余裕をとる

・強化分野を絞り、60%の正答率目指す

・深追いは禁止!〔目標点まで到達したらそこそこに切り替える〕

何度も言いますがコツは

 

「対立する二者の利害のバランス〔公平性〕をとるための法律」

 

観点を広くもって勉強しましょうね。

ありがとうございました。

不安は最高の相棒。〔宅建資格を目指す人たちへ〕

資格勉強を進めていくと、こんなことがありませんか?

 

毎日勉強しているが、知識がついているのか実感できない

〇〇か月頑張っているけど落ちたらその期間が無駄になる……

合格ラインぎりぎりで本試験が不安だ

この資格を取得して本当に有効なのか?

周りの人と知識で離されている

 

などなど資格勉強はその行為自体に評価がされるわけではないので、

ときに不安になることがよくあります。

 

    不安と戦うあなたを

 応援するためにこの記事を書きました。

          〔※不安でなければ大丈夫です〕

 

不安ってどんな感情?

 

「失敗したらどうしよう」「上手くできなかったらどうしよう」など

誰しもが一度くらいはなったことがある感情、それが不安です。

 

不安を調べると

不安は,日常生活の中で,漠然とした特定できない曖昧な脅威を察知したときに,自我の危機としてだれもが経験する心的反応であり,不確定性と無力感を伴う心理的状態である   

だそうです。

 

つまり不安とは一概にはいえないが「未来志向」の感情です。

特に資格試験に関していえばそうであるといえます。

 

不安になるとどうなる?

 

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資格勉強で不安になると、

 

集中できなくなる

頭によぎって効率が悪くなる

勉強しなくなる

 

なんて最悪なことが起こります。

周りと比べ自分の成長に気づかないケースやノルマを達成できない苛立ちが

あなたを不安にさせてしまっています。

 

 

不安は取り除こうとすればするほど強くなる

 

人は不安を意識すると、取り除くために勉強します。

 

「もっと勉強しないと」

「今までのやり方じゃだめだ!他の方法も試そう」

 

しかし集中力と効率は落ちているので、

かけた時間ほどの効果は得られないでしょうし、

ペースをみだして悪化する何てこともあるかもしれません。

 

不安になればなるほど自分にとってポジティブなことはないですし、

せっかく助言してくれた人の言葉も聞き入れないことが僕にはありました。

意固地になって周りが見えなくなっていたんです。

 

今考えると不安にとらわれていたんでしょうね。

余裕がない状態でしたから、実生活にも影響があったとは思います。

〔当時は周りが見えてないので……〕

 

 

不安にとらわれない方法や対処法は?

 

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最初に言いましたが、不安は誰にでもある感情です

あって当たり前の感情ですからまず不安という

感情を抱いている自分を認めてあげてください。

 

まず不安に思う感情を受け入れたとき、

誰しもが抱く感情だと理解したとき、

そこでちょっと考えて見てください。

 

不安をなくすことはできない

 

そうなんです!

不安はいつだってあなたの近くにいます。

そして資格受験が終わった後でも、きっとあなたの傍にいます

 

しかしなぜなくならないんでしょうか?

 

不安の根本にある自分自身の願望や目的を考えてみましょう

 

例えば勉強が進んでないことに不安を覚えるのは、僕の場合ですが、

試験に必ず合格したい自分の目的や

合格できずその努力を無駄にしたくない願望が隠れていました。

 

だからこそ上手くいきたい気持ちや失敗したくない気持ちになっていました

完璧主義者とまではいきませんが、そんな考え方の人は、

特にこのような考えに陥りやすいかもしれません。

 

 

あなたに何かを「伝えるために」近くにいる

 

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不安が未来志向の考えだというのは話しましたが、

その不安はあなたの経験によって導きだされたものです。

その裏にある願望や目的に気づいたら、こう考えられませんか?

 

今のペースでは間に合わないんじゃないか?

本試験前にもう一度復習したほうがいいんじゃないか?

資格を取得したからってそこで終わりじゃないんだぞ

 

こう不安は警告してきているんです。

あなたが仮に何かの資格を感覚をつかむために記念受験するとしましょう。

 

不安になりますか?おそらくならないでしょう

だって一生懸命ではないですから

 

 

不安はあなたの最高の相棒

 

不安は試験当日までにあなたが気を緩めたり、

油断しないように励ましてきているんです

 

そしてあなたに厳しく接してきた「不安」は試験が終わると

ご褒美に自信を与えてくれます。

 

時がたつとあなたにステップアップをさせるために、また不安を与えてきます。

 

まとめ

 

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もしあなたが不安になったとき、思い出してください。

不安は試験が終わるまでの相棒です。

 

不安を感じるのは今だけなんです。

立ち止まらなければ自信に変わります。

 

どうでしたか?まだ不安に不快感を覚えますか?

もうそれほど嫌ではなくなっていると思います。

 

不安はあなたの最高の相棒ですからそのまま勉強を進めてください

ですが身体的に異常が発生しましたら、

すぐに病院かカウンセリングにいってくださいね(笑)

 

時間をムダにしない!!すらすら覚える独学宅建業法

 

宅地建物取引士〔宅建〕の勉強で一番時間をつかうであろう科目、

宅建業法の勉強時間を一分もムダにしないために僕が活用した勉強法を

実践形式でお話ししていきたいと思います。

 

正答率は90%OVER!満点を狙っていける!!

 

宅建資格の総勉強時間は、個人差はありますが約200~400時間です

独学やそうでない方もおそらく一番時間を使う科目であろう宅建業法なのですが、

200~400時間って2倍ちがいますよね?

その業界に従事しているかなどの個人差もあると思いますが、

 

私の考えでは、「正しく学習していないから」だと思います。

正しい学習ができていないと本当なら200時間で習得できる勉強量なのに、

400時間か、それ以上かかってしまう。

そうすると一年では合格できずにまた翌年も受験しなければならない

 

そんなことにならないために僕が実際にやった勉強法を3つお話します。

この方法は簡単かつ安価で誰にでもできる方法ですので、

ぜひ読んで試してみてください。

 

宅建業法に一番時間を使うわけ

 

独学や自習のために調べたことがあるかたが多いとは思いますが、

宅建業法にかける時間を多くとってくださいと、

大手の講師をはじめ、ほとんどの方が言っているはずです。

 

 

 

そもそもなぜ時間を使うのか??

 

出題数がたくさんあるから

ソース画像を表示

 

宅建業法はなんと20問ありますね。

試験の合格ラインが毎年35点前後の推移ですので、

もし満点をとれたならば、ラインの半分に到達し、

残りの問題の正解率が50%でラインに達してしまうんです!

 

つまり合格に近づくためにはここを強化しようという考え方なのです。

 

 

出題範囲が狭い

 

宅建業法は宅地建物取引業の基本的な知識ですので、

民法やほかの科目にくらべると、出題範囲が狭いです。

そのため勉強する範囲はそのすべてです。

 

すべてというと大変なイメージですが、先ほど言いましたが、

宅地建物取引業の基本的な知識についてですので、

おのずとそうなってしまうのでしょう。

 

暗記中心でクリアできるから

 

宅建業法はその性質上どうしても同じような問題がたくさんでてきます。

毎年いいまわしを変え、形を変えて出題されますので、

過去問中心での勉強で進めていったほうが効率がいいでしょう。

 

そして出題数からわかるように「宅建業法」には高い正解率を求められます。

なんども言いますが基本的な部分ですので、ミスなく確実に答えられるよう

万全の準備で試験にのぞみましょう!

 

 

勉強方法

 

しかし実際の僕が受験したときの宅建業法の勉強は

確実な答えとはほど遠いものでした。

 

時間がたてば勉強したことを忘れ、また初めから勉強する。

他の科目をすすめ、模試をするとぜんぜんわからない

 

何てことが何度もあり、挫折しかけたのも覚えてます(笑)

まだ勉強スタイルを確立していなった私は、ずいぶん苦戦しました。

試験が近くなって徹夜して体調が悪化したまま試験にのぞみました

 

多くの時間をムダにしてしまったんです

ギリギリ合格でしたけど期間を十分にとっていたので不合格に

なったかもしれないと考えてしまうと怖いですよね。

 

少し話はそれてしまいましたが、簡単にいいますと

 

最小の労力で最大の結果を最初から得よう!

 

次はいよいよ実践編です。

 



 1,参考書は辞書、基本は問題集

 

まず基本的な教科書は参考書ではなく、問題集です。

これは過去のブログでも話したことがありますが、

法律用語になれるために、問題集を解かずに読みましょう。

解いてしまいますと、時間がかかりますから最初の段階では効率が悪いです。

 

 2,暗記カードやアプリを使いどこでも手軽に復習する

 

学生の頃使ったあれです(笑)個人的な意見ですが、

記憶術など様々な方法がたくさんあると思いますが、

試験勉強に関していえば、暗記カードが最強です。

 

導入に手間はかかりますが安価ですし、アプリなどもありますので、

移動や休憩などの短い時間で可能な復習ですのでおススメです。

 

 3,勉強時間を短くする

 

基本的に人が集中できる時間が50分程度らしく、

また15分周期で集中力の高い波が来るそうです。

 

長くできる方はかまいませんが、忙しい中まとまった時間を確保するのは

むづかしいでしょうし、たくさん勉強するとその分復習範囲が増えます。

 

記憶の定着の面でも覚えたことは、なるべく間を置かずに復習し、

定着させたいので、短くコツコツを推奨します。

 

表現が正しいかはわからないですが、

間食するように勉強するを心がけてみてください。

 

 



まとめ

 

いかがでしたか?

 

問題集を解かずに読む

暗記カードなどを使い復習する

勉強箇所を短く区切る

 

簡単で安価じゃないですか?

復習が勉強においてとても大切な部分ですので、

コンパクトかつ手軽にできるものがおススメですので、

試してみてください。

宅建試験の合否を分ける!?〔隠れたポイントゲッター、法令上の制限〕

 

毎年聞く話ですが、法令制限が難しいという声をよく聞きます

 

法令制限は基本的に暗記問題が多く勉強してもつまらなく感じる

数字が多く記憶がこんがらがってしまうため苦手

 

などなど暗記に関する部分で苦手としている人が多い印象です。

しかし裏を返せば暗記さえしていれば確実に得点できる。

 

しかし実際には法令上の制限は勉強するうえでつまらない

 

私は直前の模試試験で法令制限が3問正解しかできなくて、

焦った記憶があります。

 

そんなことにならないように、法令制限の対策を書いていますので、

苦手な方はみていってください

 

        

         

         

 

法令制限と出題数

 

法令制限とは以下の科目で構成されています

 

 

が主な項目と出題傾向となっています。

 

一般の人には民法などとは違い身近な法律とは言いにくく、

何のための制約なのか分かりづらい法律となっています。

 

マイホームなどを購入した方はなんとなくわかる方もいるかもしれませんが、

馴染みがない人によってはイメージしづらい科目ですので、

勉強するときにも退屈で頭に入りづらいでしょう。

 

しかし8問ほど出てきますので、ここをクリアしないと

合格は難しいのでしっかり勉強していきましょう。

 

 

合格ライン

 

簡単に言えば法令上の制限とは土地に関する利用を制限することによって、

自由な建築を制限し、健全かつ安全な街づくりをするためのものです。

 

在住地域が都心部、地方で解釈やイメージも大いに異なる分野ですので、

出題される問題が、比較的暗記で対応できる問題が多いように思います。

 

合格を考えると5~6問は取っておきたいところ。

そのためしつこく復習して、確実に点数をとれるようにしましょう。

 

 

抑えるべきポイント

 

先程にも言いましたが基本は暗記です。

これは令和4年度の宅地宅建取引士の試験問題です。

 

【問 17】 建築基準法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 4階建ての建築物の避難階以外の階を劇場の用途に供し、当該階に客席を有する場合には、
当該階から避難階又は地上に通ずる2以上の直通階段を設けなければならない。
2 床面積の合計が 500 ㎡の映画館の用途に供する建築物を演芸場に用途変更する場合、建築
主事又は指定確認検査機関の確認を受ける必要はない。
3 換気設備を設けていない居室には、換気のための窓その他の開口部を設け、その換気に有
効な部分の面積は、その居室の床面積に対して 10 分の1以上としなければならない。
4 延べ面積が 800 ㎡の百貨店の階段の部分には、排煙設備を設けなくてもよい。
 
正解 3
1 正しい 
建築物の避難階以外の階を劇場の用途に供し、その階に客席を有する場合には、その階か
ら避難階又は地上に通ずる2以上の直通階段を設けなければならない(建築基準法施行令
121 条 1 項一号)

 

上記の問題を見るとわかりますが、数値に対しての理解が必要です。

以上、以下、未満

などをしっかり覚えましょう。

 

 

攻略法

覚え方なのですが、一覧表や語呂合わせが覚えやすくていいと思います。

検索で「法令制限 一覧表」で様々な一覧表が出てきます。

 

参考までに建築基準法の一覧表をのせておきますね

 

 

 

あとは耳学もおすすめです。

Bluetoothイヤホンなどで使ってYouTubeなどに

あがっている講義をひたすら聞いていく。

 

そうすると聞き覚えのない言葉を馴染ましていくことでき、

勉強するときに苦手意識が少なくなります。

 

 

まとめ

 

 



法令上の制限は暗記主体の科目で苦手な方が多いです。

しかし苦手なものだと言っても、放置しては配点上合格は厳しいです。

 

暗記主体でなかなか前向きには勉強を続けられないこともあるとは思いますが

法令上の制限はイメージできなくても得点することが可能です。

 

私は隠れた得点源だと思ってますので、

あなたもしっかり勉強していきましょう

法令制限が合格をグッと引き寄せてくれます